2010年2月28日日曜日

XBOX Liveとネットワークコンピューター

  • 21世紀に入るすこし前、技術書を見ると$500PCとかネットワークコンピュータなるものが紙面の特集記事になっていた。
  • いわゆるthinクライアントの規格である。高価なハードウェアを買うのではなく、安価なハードウェアで、ネットワーク上にシステムをおいて、次世代ダム端末を売りさばこうぜという話。
  • 生々流転。まあ当時モニタからあれこれそろえて20万円超えという価格はあれだったし。確かに目はある計画だったのだが。結局消費者の注目を集めず終わった。
  • ひとつにはOSにマイクロソフトのものが採用されてなかった点。ひとつには消費者は低機能なコンピューターを望んでいなかった点があげられる。
  • 当時は通信機能もいまほど高速にはなっていなかった。よし一般消費者に広まったとして数百万台のクライアントをさばくシステムというのも微妙だったろう。結果thinクライアントは一部企業に不評のうちに採用されるにすぎなかった。
  • といった意味当時失敗した規格だが、やはり10年の歳月を経て、Google OSやらで再度、その夢が見られ始めている。まあじわじわ思想だけ生き残って。このあともじわじわ浸透していくんだろうなあという感じ。
  • XBOX LiveというかWindows Liveのインフラは少なくとも千万台クラスの接続をさばき。UIやら恒久的な対戦サービスやらスコアボードを提供している。まあこれは結構すごいことだ。
  • メーカーがつぶれたようなゲームでもXBOX Liveの上にのってれば(つまり事実上EAでなければ)対戦が行えるゲーム対戦クラウドのようなもんだろうか。
  • まあNXE直後はいろいろ問題があったけど今は結構安定してるしね。ネットワーク上にあるものがシームレスにうまいこと見えてる。
  • でもMicrosoftはUIの作り方下手糞だよなあともまた思い。Windowsにこのシームレスな感じがはいってくる頃には俺はもうこの世にいないんじゃとか、いやむしろ200年後もWindowsはこのままなんじゃないかと。そんな感じ。
  • というようなことを書こうと思ったがあまり綺麗にまとめられなかった。