2014年6月14日土曜日

ユーザー視点から見るアプリ内広告

バナクリお願いでござるよ!! というフレーズが昔ありましたが。

ここしばらくアプリでバナクリお願いする立場になりまして、それでユーザー視点でこうした広告にどのようにつきあっていくべきなのかなということをまとめてみようと考えた次第。

アプリに関していえば、バナー広告、全画面広告、アイコン広告、CPIウォール、リワードウォールなどいろいろございます。個別での説明はユーザー視点ではまったく意味がないので興味があれば調べましょう。

広告うざいですよね。では、なぜこうしたものが張られているかというとまあないと稼げないからですね。継続的な更新やなんか次回が見たいと思ったのならクリックしてもらえると開発側は嬉しい。だけどクリックを強制するようなことは倫理的にできない(倫理観低いベンダも多いですが)

 話がちょっと逸れました。ではユーザーは気に入ったアプリがあった場合、広告とどのようにつきあうべきか。個別にみてみましょう。

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◆バナー、アイコン広告について

バナーとかアイコン広告に気に入った商品かあったらクリックして購入、インストールしてください。成果を出してください。でなければあまり貢献にならないのでクリックは適度にしましょう。 

実際バナー広告についてはクリックにたいして2%~20%くらいが成果になってます。逆にクリックされるけど成果がこれの数値より低いと、その広告枠は安い枠として買い叩かれるように成ります。

ウォールなどのインストール型広告について

最近よくみる「おすすめゲーム」ボタン、クリックするとなんかランキングっぽいページが表示されたりします。あれはあそこからアプリをインストールすると検知してメディアの報酬になる仕組みです。
海外だとChartBoostとかRevMob、国内だと、GameFeatが有名ですね。

これについては、そこからインストールしてもらうとそのままメディアにとってかなりの額の報酬になります。安定すればアプリ内課金よりもよいくらいで。気に入ったアプリ経由で気に入ったほかのアプリをインストールしてもらえるとデベロッパ的にはとても嬉しいですよ。

特にアメリカ、日本中心での動きですが、大手デベロッパはランキング上位にはいるためにもインストールをとりたいわけです。1インストールに彼らがかける額は$3~$5くらい。おそらくそのだいたい半分くらいがメディアに入ってきます。まあこうした上位獲得に必至な巨大資本さまからお金を頂くという筋の話ですね。

キャ○ク○とか○ラッシュオ○クラ○とかナ○コ、スク○ニ、グ○ーあたりのゲームをインストールすることは、彼らにとって数百円の価値があるのです。信じがたいことに。

リワード広告について
Appleからも嫌われてるみたいだし、やめていこうな。上のウォールに対してゲームで使える報酬を支払う形のものです。効果的だとは思いますけど触れません。

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お気づきになった方も多いと思いますけどリワード以外は、メディア側としては離脱を促してるわけでもあるので、けして広告出すのもよいことだけではないです。

体感だいたい30万DLくらいされるとこうしたバナー広告やウォールなどでもそこそこ人雇える程度の収益が得られるようになってきます。逆にいうとそのくらいいってるアプリでないと、広告張ってあるだけというのは全然ペイしてないんですね。

というわけで世の中ででてる1%程度のアプリしかバナーで儲けてはないので嫌儲 の人もご安心ください。けっこう作ってますけど、ほんと無料で稼げたなんて一握りですよ。

ウェブサイトに比べてアプリ内広告は効率がとても悪いです、あまりターゲティングの精度が細かくないからです。
※Admob+Adwordsあたりで制御すれば結構よくなってくるとは思いますがあんなもんむしろ金がなきゃ制御できんよね

まあこーした広告があってこそ、ゲームも無料でプレイできることが、なきにしもあらずですのでうまく広告とつきあっていこうよと考える次第。